「地域を元気にしたい」と笑顔で語るやまびこ市のメンバー
JA佐久浅間女性会が運営する農産物直売所「やまびこ市」が、今年度の営業を開始した。昨年6月、佐久穂町畑のJA八千穂店に隣接する営農センターが移転したことを受け、施設内を改修してリニューアルオープン。八千穂店を訪れる組合員をはじめ、地域の消費者らが集う交流の場として賑わっている。
地元農産物を活用して自給運動を実践しようと、1995年に開設。26年目を迎える今期は、同町内に在住する12人の会員で運営している。販売する農産物は多岐にわたり、春はフキやタケノコなどの山菜、夏はキュウリやナス、カボチャなどが店内を彩る。秋はサツマイモやダイコン、落花生など、地域の四季を感じさせる旬の農産物を販売している。買い物客は会員との会話を通じて農産物の調理法や食べ方を学ぶなど、地域密着型の営業スタイルが人気だ。
志摩美知子会長(74)は「直売所の名称のやまびこのように、お客様の笑い声がこだまする明るい店舗を目指して、元気に頑張りたい」と話している。