7月2日、JA集荷所で、JA職員(左)から芋堀り機の説明を受ける児童
飯山市立木島小学校6年生29人は、総合的な学習の時間で地域のことを学ぼうと、県の伝統野菜に認定されている「坂井芋」について学んでいる。「坂井芋」は、飯山市木島地区一帯の多湿で砂交じりの土質で栽培され、粘り気が多くもっちりした食感が特徴。児童は栽培から収穫、販売体験を通じて学びを深める。
5月に地元生産者の協力を得て150個の種芋を植えた。また、芋の歴史やこれまでの経験などを聞いた。草取りや土寄せなどの管理を続け、10月に収穫する。
7月2日、児童は木島地区にあるJAながのの集荷所で、営農担当の職員から坂井芋の販売先や出荷規格、伝統野菜の認証などについて説明を受けた。また、トラクターに装着する芋堀り機と、出荷前の芋の毛羽(根毛)を取り除く機械の見学をした。
児童は「毛羽取りや等級に分けて出荷することを初めて知った。坂井芋の良さを広めていきたい」と感想を話した。今後は、販売するためにパンフレットを作成しPRする計画をしている。