特産「白いも」出荷始まる 関西方面に1万ケース

「特産「白いも」出荷始まる 関西方面に1万ケース」の画像
初出荷された「白いも」を確認する山浦部会長(右)(7月28日、小諸市で)

JA佐久浅間○原馬鈴薯部会が生産する、特産「白いも」が7月28日、初出荷を迎えた。小諸市御牧ケ原地区の強粘土質の土壌で栽培される馬鈴薯で、白く滑らかな表面と食味の良さから、地元をはじめ主な取引先の関西方面では「〇原の白いも」の通称で高い評価を得ている。
今年は天候不順による影響で小玉傾向だが、昨年を上回る収量を見込んでいる。出荷のピークは8月中旬で、9月下旬頃まで関西方面に1万ケース(1ケース10キロ)を販売する計画だ。
同部会では、「とうや」「男爵」「メークイン」の3品種を栽培。有機質を用いた土づくりにこだわり、収穫後は専用ブラシで土落としと仕上げ磨きを徹底することで、○原ブランドとして良質な馬鈴薯を出荷している。
山浦義隆部会長は「長雨の影響が心配されたが、無事に初出荷を迎えられてうれしい。産地で力を合わせて伝統の『白いも』を守り続けたい」と話している。

MENU