最終学年の思い出づくりにも

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児童にジベレリン処理作業を指導する青年部員(17日 松本市で)

JA松本ハイランド青年部山辺支部は、地元の特産物であるブドウを子どもたちが自ら栽培することで、地元の素晴らしさを伝えようと20年以上前から毎年、松本市里山辺にある同市立山辺小学校のブドウ園で栽培技術の指導を行っている。
6月17日、同小学校の10アールのぶどう園で6年生の児童101人に種のない「デラウエア」をつくるために必要なジベレリン処理の作業を青年部員とJA職員あわせて7人が指導。JA営農指導員が、全ての粒をジベレリン液につけることや、やり残しがないよう確認しながらすすめることなど作業のポイントを説明したあと、児童は部員と協力して一房ひと房ていねいに作業をすすめた。
同支部の中澤匠支部長は「新型コロナウイルスの影響で児童の思い出となるイベントが中止になっているため、ブドウ栽培を思い出の一つにしてほしい。また、地元の特産であるブドウをさらに好きになってもらい、地域や農業に愛着を持ってくれたらうれしい」と話した。
今後の管理は同小学校の担任やJA職員が中心となって実施し、袋掛け作業など児童が行う作業は、青年部が中心となって指導を行い、収穫は8月ごろを予定する。

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