ハクサイの荷づくりのポイントをを確認する生産者(6月12日、佐久市で)
主力品目のハクサイの出荷本格化を前にJA佐久浅間しらかば野菜部会は6月12日、佐久市布施のJA長者原予冷庫で査定会を開いた。
JA営農技術員が目ぞろえのポイントとして、大箱(1ケース15キロ)と平箱(1ケース12キロ)の玉数や重量などの規格を説明。また、降雨による生理障害への対策や害虫防除の徹底を呼び掛けた。
佐久市の長者原は蓼科山北麓の標高約1000メートルに広がる準高冷地。ハクサイは主に関西と中京方面に出荷するほか、同部会青年部がJA収穫祭などで販売し、品質の良さから毎年大勢の利用者で賑わう。
小松博文部会長は「当産地の主力であるハクサイがいよいよ本格出荷を迎える。査定会で目をそろえ、情報交換などを通じて㊊(まるつき)ブランドを高めたい」と話している。
同地区では5月21日にハクサイの出荷を開始。ピークは6月上旬から7月上旬、9月中から10月下旬で、11月下旬まで約85万ケース(1ケース15キロ換算)の出荷を目指す。