ブロッコリーが大好きと話す上田藍選手(左から2番目)(小諸市で)
長野県小諸市、市商工会議所、JA佐久浅間、JA長野厚生連浅間南麓こもろ医療センター、民間企業ら8団体でつくる「小諸市エリア高地トレーニング推進協議会」は、地域の資源を活用した高地トレーニング環境によるトップアスリートへの支援に取り組んでいる。同JAは、アスリートの食事面でサポートをしようと毎年、同市産の野菜を中心に農産物や加工品を提供している。
このほど、合宿で訪れた男女トライアスロンナショナルチームや三井住友海上女子陸上競技部の選手ら18人にレタス約30キログラムとブロッコリー約10キログラムを贈った。
トライアスロン女子日本代表で北京、ロンドン、リオデジャネイロと3度のオリンピックに出場した上田藍選手は「小諸市の恵まれた環境の中、協議会のサポートのもと、毎年トレーニング出来ることに感謝している。美味しい野菜で体をつくり上げて、東京オリンピックに向けてベストパフォーマンスを発揮したい」と話した。
同協議会は、高地トレーニングエリアの拠点化を目指して2017年2月に発足。全天候型400メートルトラックやクロスカントリーコースの整備、選手のメディカルチェックのサポートなど、施設の整備などを行い、地域の活性化と住民生活の向上などを図り「えらばれるまち」「えらんでよかったまち」を目指す。
JA小諸支所の塩川隆幸支所長は「協議会の一員として、地元農産物を選手に提供し、美味しい野菜で世界と戦う力を付け、オリンピックで金メダルを取る選手を輩出したい」と話した。