田植え体験をする岡谷田中小学校の児童
JA信州諏訪は6月2日、岡谷市立岡谷田中小学校の児童と田植え体験学習を行った。校内に作った田(約1.5アール)で、5年生60人が参加。もち米「ヒメノモチ」の苗を手で植えた。新型コロナウイルス感染予防対策として、2グループに分かれて時間をずらし、作業時間の短縮をするなど対策を講じた。米づくりの過程を学び、作ったものを収穫し、食べる喜びを味わってもらいたいと毎年行っている。JAも食農活動として一緒に作業し、「食」と「農」を守るJAの役割を伝えている。
田植え前には、JA田中線センター白鳥誠司所長代理が、稲の植え方を児童に細かく指導し、「ゆっくり丁寧に、線の付いたマス目にまっすぐ苗を植えて下さい」と呼びかけた。クラスごと横一列に並んで作業を行い、約1時間で、田んぼ一面均等に苗を植えた。
作業を終えた黒岩昴輝くんと池永琥珀くんは「初めての経験だったけど、とても楽しかった。大きく育ってたくさん収穫をしたい」と笑顔を見せた。
平林範和教論は「子供たちが農業に触れる機会が減っている。体験を通して、農業の大変さを知ってもらい、お米を大切にする人に育ってほしい」と話した。