リンゴができるまでを観察、リンゴ学習教室

「リンゴができるまでを観察、リンゴ学習教室」の画像
「ノギス」を使いリンゴの大きさを測る児童

JA上伊那南箕輪支所は6月12日、南箕輪小学校3学年を対象にリンゴ学習教室を開いた。地域のリンゴ農家から栽培方法を学習することで、普段よく食べているリンゴの成長過程や農家の苦労・工夫を学ぶ目的で毎年開催している。
事前に同JA北部営農センター果実指導担当の笠井拓真さんよりリンゴ栽培の1年間の流れを学習し臨んでいる。第1回目の今回は4学級を2つのグループに分け、それぞれの圃場へ向かった。伊那市西箕輪の白鳥勲さんの圃場には64人が参加。今回観察する品種は「ふじ」で最初に白鳥さんから「ふじ」の特徴や観察に使う、物の幅や厚みを測る定規「ノギス」の使い方を教わった。
あらかじめ1人3本ずつ名前の書かれたテープを準備。4~5人の班に分かれ、気に入ったリンゴの枝に今後観察するリンゴがわかるようにテープを縛りつけた。中には「大きいリンゴ見つけた」と大喜びする児童もいた。その後は、「ノギス」で大きさを測ったほか、現在の様子をスケッチした。南箕輪支所の山本ゆかり支所長は「秋においしいリンゴの実になるまでを観察しながら一緒に見守っていきましょう」とあいさつした。
同教室は11月まで全4回を計画しており、成長観察の他に季節に合わせてシール張りや収穫も計画している。

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