親子でさつまいも定植を楽しむ

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定植したさつまいもに水をまく園児と保護者(9日松本市で)

JA松本ハイランド女鳥羽支所は6月9日、松本市にある岡田保育園と協力して行っている「夢あわせ農園」でさつまいもの苗100本の植え付け指導を行った。新型コロナウイルス感染症対策として短時間で実施し、年長クラスの園児43人とその保護者らが参加した。園児たちは「この苗からさつまいもができるの」と興味津々なようすで苗を観察したあと、親子で手際よく植えた。参加した保護者は「子供が野菜に興味を持ってくれるきっかけになる。好き嫌いなく野菜を食べてくれるようになったら嬉しい」と話した。
今後は、同支所でサポートしながら園児が中心となって草刈りや水やりなどを行い、生長を観察していく。同農園ではさつまいも以外にも、じゃがいもやズッキーニ、枝豆などを栽培し、収穫体験や収穫した野菜を使った「カレー会」や「さつま汁」の試食会などを開催する計画だ。
同JAでは、組合員や地域住民を中心とした多面的な協同活動の実践に向け、2017年から体験型農園「夢あわせ農園」を支所を拠点に開園している。農作業を通じて収穫の喜びや農家の苦労を伝えることで食と農への共感を醸成し、農業の大切さや、協同活動の楽しさを地域に広げている。

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