適切な着果管理でプルーンの品質向上を

「適切な着果管理でプルーンの品質向上を」の画像
説明を受ける生産者(3日、佐久市下小田切にて)

JA佐久浅間南佐久プルーン部会は6月3日から9日にかけて、管内8カ所の園地でプルーン適正着果管理講習会を開き、部会員約80人が参加した。講習は、園地の管理技術を共有し果実の品質を向上させようと毎年開いている。
3日には佐久市下小田切の園地で、部会員9人が参加した。JA担当者が、摘果の方法や病害虫防除について実演しながら指導。「主枝の先端が垂れると樹勢が低下する。収穫時期に果実が触れ合わないことをイメージし、先端から30センチには成らせないのがポイント」と説明した。
講習に参加した佐久市下小田切の篠原一宏さん(73)は「食べてくれる消費者に美味しいと思われるプルーンを目指し、品質の向上に取り組みたい」と話した。
今年度のプルーンは、4月に降雪や気温の低下などがあったものの、平年並みに生育している。JA管内では佐久市や佐久穂町、小諸市を中心に生産。主力品種の「サンプルーン」をはじめ、県育成品種の「サマーキュート」「オータムキュート」など、8月から10月中旬にかけて50万パック(1パック400グラム規格)の集荷を予定している。

MENU