思いをメッセージにのせて

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学校に展示されている応援グッズ

JA大北観光課は同課で行っている誘客事業のひとつとして東京都武蔵野市が実施している「セカンドスクール」の受け入れを毎年行っていたが、現在、猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症の影響で中止されたのを受けて、セカンドスクール実施地である「白馬村のキャラクターを活用した生徒応援グッズ」を送付した。
セカンドスクールは武蔵野市の事業の一環として行われているもので、同課が直接窓口となり毎年の恒例行事となっている。同スクールでは民泊をし、宿泊先の民宿ごとに農作業や郷土料理の作り方を学んだりなど、普段の学校生活では体験しがたい学習活動をとおして、大北地域の魅力を伝えている。セカンドスクールは大変好評で、同スクールを通じて当時大北地域を訪れ、移住した人もいる。
今回同課が送付したグッズは、白馬村の公式キャラクターである「ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男III世」のぬいぐるみとメッセージが添えられた同村の写真。セカンドスクールにて交流をしている武蔵野市立の中学校3校に応援グッズを送付した。
同課では今年のこの状況から、体験内容等のプランニングが出来ないことを踏まえ、自分たちに出来ることはないかと考えた際、コロナに負けないようにと応援メッセージの送付を企画。当初はインターネットを活用した発信なども考えたそうだが、実際に手紙形式で送った方が気持ちが伝わりやすいというのもあり、メッセージを郵送。また、メッセージには白馬村の景色の写真を背景に使用した。送ったメッセージは「念ずれば花ひらく」。メッセージに込めた思いについて同課の丸山匠係長は「念という文字は、『今』と『心』という文字から成り立っており、大切にするのは『これから』の未来でも、『かつて』の過去ではなく、一瞬一瞬、一呼吸、一呼吸の『今』の気持ち。諦めそうになってもいつも思い続け、『いま』を大切にしようという思いが込められている。そして、花びらが開いていくように夢の実現にもつながっていく。今の生活を大切に過ごし、事態が終息し、また生徒たちがこちらに来れるを日を楽しみに待っている」と思いを話していた。
メッセージは5月19日に各校へ送付し、誰もが見ることのできる昇降口などに飾られた。送付後、観光課には各校校長より「励みになる」などのお礼のメッセージが届いた。

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