出荷規格を確認する生産者(6月26日、佐久穂町・JA松井予冷庫で)
葉洋菜の本格的な出荷シーズンに合わせ、JA佐久浅間みなみ野菜部会は6月26日、佐久穂町のJA松井予冷庫で目ぞろえ会を開き、生産者ら約40人が参加した。同部会では今年度、主要品目のハクサイやレタス、ブロッコリーなど合わせて販売目標7億7000万円達成を目指す。
JA担当者が目ぞろえのポイントとして、出荷上の基本事項や量目、選別基準などを説明。安全・安心の取り組みとして、農薬の飛散防止対策で定植ごとに間隔を開ける事や使用後の消毒タンクやホース清掃などを確認した。
須田章部会長は「厳しい情勢ではあるが、自分たちに出来るのは安全・安心・美味しい野菜をつくること。部会員みんなの力で困難な局面を乗り越えていこう」と団結を呼び掛けた。
同部会の生産地域は佐久市臼田から佐久穂町一帯の、標高700メートルから1100メートルに位置する。標高差を生かし、4月下旬から11月下旬までの長期出荷が特徴で、ハクサイやレタス、ブロッコリー、チンゲンサイなどを生産している。
主力品目のハクサイは約28万ケース(1ケース13キロ)の出荷を見込む。5月27日から出荷が始まり、10月にピークを迎え、11月下旬まで出荷が続く予定だ。