フレッシュミズ「スピカ」7年目の麦刈り

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脱穀した麦の粒に興味津々な園児

JAみなみ信州喬木支所(下伊那郡喬木村)のフレッシュミズグループ「スピカ」は17日、メンバー4人で3アールの圃場の麦刈りを行い、圃場いっぱいに実った麦をバインダーで刈り取り、脱穀まで行った。
スピカは同JAの女性組織で、2013年に麦づくりを始め、小麦粉の販売を行うほか、同地区の保育園、小学校と交流し、食農教育や料理教室などを開いている。
同地区の喬木中央保育園の園児達も昨年11月に種蒔き、2月には麦踏の体験をした。
この日の麦刈りも、例年は刈り取った麦を園児が運んでいたが、今年は新型コロナの影響もあり、メンバーが作業する様子を見学した。
園児は脱穀したばかりの麦の粒に興味津々。手で触り、「あたたか~い、え~つめた~い」などと声を上げた。
スピカメンバーの清水純子さんは「7年間活動を続けてきた中で、保育園の時に参加した園児が、小学生になってからも食育授業などで行き会うと声をかけてくれる。それがうれしい。メンバーそれぞれ、生活に変化も出ているが、無理のない範囲で長く活動を続けていきたい」と話した。
小麦の品種は「花マンテン」。よく見かける麦は黄金色に輝いているが、花マンテンはこげ茶色に近く、香りが強い超強力粉で、もっちりとした食感。
清水さんは「新型コロナの影響で、粉物がスーパーなどで売り切れ、スピカの小麦粉も在庫がなくなりそうになって慌てた。今年また、収穫ができて安心した」と話した。
「スピカの小麦」は、Aコープ喬木店直売コーナーで通年を通し販売しており、安心安全な地元産小麦のリピーターも多い。

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