安定供給と健全経営に向けて

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全議案が賛成多数により可決承認された

JA長野八ヶ岳の子会社、株式会社ヤツレンは5月28日に南牧村のJA農業部会議室で定時株主総会を開いた。新型コロナウイルス感染症対策で参加人数を縮小し、株主や関係者など16人が出席した。2019年度事業報告や2020年度事業計画並びに収支計画についてなど全6議案が賛成多数により可決承認された。
酪農乳業界においては、健康志向を背景に消費は堅調に推移し、生乳生産量も回復の兆しを見せつつも、国内で相次いで発生にした自然災害や天候不順により生乳需要が大きく混乱した中で、消費動向が懸念されたが生乳取引価格や物流費、人件費などの上昇分を製品販売に転嫁し、販売数量は年度を通して堅調に推移した結果、総売上高は前年対比101.8%の約91億円となった。
同社社長でJAの井出文人専務は「新型コロナウイルス感染症や異常気象の際にも影響を最小限に食い止め、安定供給することがますます重要となる中、製造量を適正に管理して健全経営の確立を図らなければならない。」とあいさつした。
国のHACCP認証取得の義務化を受け、認証制度の取得を目指すとともに、中長期的な視点に立った次なる成長への基盤固めを実践していく方針だ。

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