JA長野八ヶ岳管内で今年も農繁期となり、各農家で忙しくなる中で畜産農家では恒例の牧場上げが5月より始まった。
5月14日には町営の小海町で運営する千代里牧場の上牧が行われた。当日は天候にも恵まれて、牧場へ到着した牛たちは元気に広い放牧地を駆けまわった。
千代里牧場では今回41頭の入牧。本年度は降雨量が少なく、牧草の伸びはいまいちだったが、牛たちは広い牧草地でのびのびと過ごすことができ、すくすくと成長する。5月中には、JA管内の板橋牧場、小川牧場、平沢牧場、6月には海ノ口牧場などでも放牧が始まる。
昨今の畜産情勢は、新型コロナウイルス感染症の影響により素牛相場が下落し、消費動向も下がり枝肉単価が低迷し厳しい現状が続いている。元気な牛を育てることによりJA長野八ヶ岳ブランドの子牛を生産し、この状況に対して関係者各位一丸となって対応し、畜産農家を元気にする取り組みをしていきたいと考える。