管内トップを切ってスタンダードカーネーションを出荷した草間睦さん(佐久穂町海瀬で)
JA佐久浅間管内のトップを切り、佐久穂町海瀬の草間睦さん(55)の圃場で5月15日、スタンダードカーネーションの出荷が始まった。今年は初期成育が順調だったことに加え、5月に入ってから気温が高い日が続き、昨年より約1週間早い出荷となった。
約20年のキャリアを誇る草間さんは、JAが推奨する基幹品種を中心に7品種のスタンダードカーネーションを栽培。今年は約30万本の出荷を見込んでいる。
花きの生産や販売等に関わる9団体でつくる日本花き振興協議会が「母の日」がある5月を「母の月」と位置付たことを受け、草間さんは「花びらのボリュームがあり、華やかな印象のスタンダードカーネーションはプレゼントに最適。家庭や職場など様々な場面で花を飾り楽しんでほしい」と消費拡大に期待する。
同JAでは今年度、スタンダードで380万本、スプレイで170万本の出荷を目標に掲げる。営農経済部花卉果樹振興センターの市川文彦課長代理は「生産者と協力して質の高いカーネーションを栽培し、有利販売につなげて産地を盛り上げたい」と話している。