出荷規格を確認する生産者(5月11日、佐久市で)
今シーズンの本格出荷を前にJA佐久浅間しらかば野菜部会は5月11日、佐久市布施のJA長者原予冷庫でレタス類の目ぞろえ査定会を開いた。新型コロナウイルス感染拡大防止として、部会員とJA関係者のみの出席とし、規模縮小での開催となった。
小松博文部会長は「産地は、食料を消費者に届ける大切な使命を担っている。部会全体でウイルス感染防止に気を配り、安全・安心な農産物をつくろう」とあいさつ。会では、JA営農技術員が異物混入防止や残留農薬検査など出荷時の注意点を呼び掛けたほか、等級の選別や箱詰め方法など荷づくりのポイントを説明した。
佐久市の南西に位置する長者原地区は、管内でも有数の高原野菜産地の一つ。準高冷地の気候特性を生かしてハクサイ、キャベツ、レタス、ブロッコリーなどを主に関西と中京方面に出荷している。産地の皮切りとして出荷が始まるレタスのほか、主力品目のハクサイ、キャベツなどで今年度は24億円の販売を目指す。