田植え作業始まる 適期での田植え呼びかけ

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晴天の中、田植え作業を行う㈱まるやま農産の社員ら

大北地域南部に位置する松川村では、4月28日から田植え作業が始まり、酒米などを中心に作業が本格化している。
28日から田植え作業を始めている同村の株式会社まるやま農産(代表:丸山昇さん(52))は村内でも有数の大規模農家。今年は作業受託も含めて約60ヘクタールに取り組み、美山錦などの酒米のほか、コシヒカリなどの品種も植える。同社では丈夫で健康な苗づくりに力をいれて取り組んでおり、一昨年より育苗時の「苗踏み」を導入している。ローラー等で苗を踏むことで、根張りがよくなったり、茎が太くなるなどの効果が得られ、稲が倒伏しにくくなる。代表の丸山さんは「近年の異常気象により、天候に栽培が左右される中で、良い苗、良い土づくりに努めてきた。今年も良質なお米を提供できるように、栽培に取り組んでいきたい」と意気込んでいた。
JA大北では胴割米の発生を抑制し、良質米生産に向けた対策として適期の田植えを各地で呼びかけている。同JA管内では5月上旬を中心に松川村や大町市などの南部、中部地域で作業がピークを迎え、概ね5月下旬頃まで続く見込みです。

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