暖冬での影響懸念も

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技術員による剪定実演が行われた剪定講習会

県北アルプス農業改良普及センターとJA大北は2月4日、同JA主力品種である「ふじ」と県のオリジナル品種「シナノゴールド」「シナノスイート」「秋映」などの剪定講習会を大町市内のリンゴほ場2か所で開いた。
午前に開いた講習会には大町市や松川村のリンゴ生産農家約20人が参加。参加した農家らは、同普及センター技術員やJA中部営農センター技術員より、適切な着果へ誘導するための各品種ごとの良い整枝剪定のポイントや効率よく作業をすすめていくための手順等の説明を受けた。
また、「ふじ」の木で技術員による剪定の実演も行われ、安定した収量を確保するための剪定方法について、参加した農家らと意見を交わしながら、木を剪定していた。
同JAではリンゴなどの栽培における暖冬影響については「現在のような天候で推移していくと、成育の早まりと遅霜による着果への影響が懸念される。今後の天候の様子も伺いつつ、適切な指導をしていく」としている。
大北地域での剪定作業は木が本格的な活動期となる3月末頃まで続く予定。

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