女性部員が小学生児童とやしょうまつくる

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児童らにやしょうまの作り方を教える女性部員

JA大北女性部社支部の「やしょうまの会」(原和美会長)は1月30日、大町市の大町東小学校3年生児童と一緒に地元郷土食「やしょうま」を作った。
やしょうまは、長野県北部地域を中心にこの時期に作られ、お釈迦様のなくなられた2月15日(涅槃会)に仏壇へ供える、米粉で作った細長い団子のこと。同会は郷土食として地域で親しまれている「やしょうま」の伝承、子どもたちへの食農教育を目的に、1月、2月を中心に地元公民館などで講習会の開催、作り方の研究などの活動をしている。
同小でのやしょうまづくりは毎年行われている。今年は3年生の児童25人が参加。同会の女性部員7人を講師に、班ごとに分かれてやしょうまを作った。やしょうまは様々な柄が作成可能で、この日は比較的作りやすい「梅の花」の柄を作った。児童らは実際に米粉の生地に食紅で色付けをし、それぞれパーツごとに生地を伸ばし、組み立て、切るまでの工程を部員から一つひとつ教わりながら作った。はじめてのやしょうまづくりにうまくできるか心配しながらも、部員らと一緒に楽しみながら作っていた。切り分けた時には、きれいな梅の花の柄をみて、歓声をあげていた。参加した児童は「始めて作ったけど、楽しく作ることができた。味もおいしかった」と喜びを話していました。

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