お米でつながる輪 校外学習受け入れ学校よりお礼の手紙届く

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笑顔で手紙を読む池田町内鎌十日会の会員ら

JA大北観光課が行っている誘客事業の関係で、昨年5月に校外学習の受け入れを行った、東京都立三鷹中等教育学校からお礼の手紙が届いた。お礼の手紙は、同課が昨年11月上旬から中旬、農業と食文化への関心、米の消費拡大を目的に、昨年度の春から秋までの間に学校教育旅行の受け入れを行った中学校、高等学校に対し、大北地域で収穫された令和元年産「あきたこまち」「コシヒカリ」を送付したことによるもの。
このうち同校には、実際に池田町で田植えを体験した田で収穫された米を送付。送られてきた手紙は全160枚。手紙には各生徒の家庭で、送った米を使った料理の写真と生徒たちの食べた感想、親からの感想が書かれていた。生徒たちからは「自分たちで植えたお米だと思うと、いつも食べているお米よりもおいしく感じた」、親からは「親子で改めて食と農の大切さを感じることができた」などの言葉が書かれていた。
手紙は、田植え体験のインストラクターを担当した池田町の内鎌十日会の会員に、同町観光協会を通して1月1日に渡された。会員らは手紙一つひとつに目を通して、お互いに喜びを話していた。
同課では、組合員を中心とした旅行の受付等を行う「送客事業」とあわせ、学校教育旅行などの誘致を行う「誘客事業」による受入れも積極的に行っている。「学校教育旅行」(農村生活ふれあい体験)では、農村でのありのままの生活や人と人との交流から生まれる喜び、感動、思いやりなど、一期一会を大切にした互いの心を通わせる大切な機会を提供している。同課の赤羽穂乃花職員は「生徒一人ひとりがお米に合うメニューを自ら考え調理をしており、『食育』にもつながっている。また、池田町の米を知ってもらえる大切な機会にもなった。今後もこのような活動を通じて、消費者と生産者の交流・繋がりを深める『学校教育旅行』を実践していきたい」としている。

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