組合員手作りの芸術作品展示

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展示された絵手紙と制作した吉澤さん

大町市平のJA大北平支所で1月7日より地元組合員が制作した陶芸作品、絵手紙やわら細工などの作品展示が行われており、支所を訪れる人たちを楽しませている。展示されている作品は2人の組合員が制作したもので、陶芸作品は柴田修一さん、絵手紙とわら細工は吉澤憲良さんがそれぞれ出展した。
陶芸作品を出展した柴田さんは松本市で活動している「山田炎の会」に所属しており、「信州山田焼」として花瓶を中心に数多くの陶芸作品を制作している。柴田さんは「陶芸を始めて今年で14年目となる。一番の醍醐味は、窯を開けるまでどんな作品が出来上がるかが分からないこと。いい作品が焼きあがった時にはとても感動する。どれも世界にひとつの作品。おきに使った松の木の灰が陶器表面に付着し、熱で溶けだすことで生まれる灰の流れを特に鑑賞してほしい」と話している。
また、絵手紙と干支の「ねずみ」を模したわら細工を出展した吉澤さんは、書道経験と持ち前の手先の器用さを生かし、毎年多くの絵手紙作品などを作っている。特に四季や改元などをテーマにした絵手紙は、飛び出すように見える絵と、絵の様子を表現した文章が合わさり、とても風情を感じられる作品となっている。吉澤さんは「絵は背景に黒縁をつけることで、飛び出して見えるように工夫している。どれも自慢の作品なので多くの人に絵と文章を楽しんでもらえれば」と話している。
同支所の作品展示は1月31日まで行われており、土日祝日を除く平日9時から17時まで鑑賞が可能。

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