上伊那のリンゴ農家を応援・台風被害リンゴの購入運動

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注文のあった加盟単組にリンゴを届ける清水執行委員長

JA上伊那は、台風19号の被害を受けた上伊那地域のリンゴ農家を応援しようと、台風被害リンゴの購買運動に取り組んだ。1袋に8~10個(2.5キロ)入った傷付きリンゴを職員等に販売し、JA全体で被災農家を応援した。
台風19号による上伊那の農業被害額は約1億2000万円。箕輪町を中心に、リンゴの落下やビニールハウス等の施設が倒壊するなど、大きな被害を受けた。JAでは少しでも農家の力になろうと、台風被害リンゴの職員販売を実施。またJA職員で結成する農団労上伊那は、連合長野上伊那地域協議会に加盟している単組にも購買運動を呼びかけ、リンゴの消費拡大と地産地消で、リンゴ農家を支援した。
12月11日には、箕輪町のJA上伊那果実選果場で注文のあった約1200袋を車両に積み、注文のあった支所や各単組に配送した。リンゴを受け取った各単組の担当は「これが地元農家の一助になれば」と話した。
農団労上伊那の清水博人執行委員長(JA営農経済部営農企画課)は「JAとして地元農家を支援するのは当然のことだが、上伊那全体から温かい支援をいただいて感謝している。1日でも早く復旧できるよう、取り組んでいきたい」と話した。

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