日本の農業について学ぶ 南アジアの大学生ら訪日

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直売所を視察する海外学生ら

JA大北は11月29日、SAARC5か国(インド・スリランカ・ブータン・ネパール・モルディブ)の大学生による視察研修を受け入れ、JAについてや直売所、果樹園の見学などを行った。
今回の視察研修は、対日理解促進交流プログラム「JENESYS2019」の一環で、「農業」をテーマに外務省外郭団体の財団法人日本国際協力センター(JICE)より、白馬村と同村で観光事業に携わる白馬五竜観光協会が受け入れ行い、実施したもの。研修では同村を中心とした5泊6日の滞在を通して日本の農業について学んだ。
29日には、大町市の同JA本所会館に25人の海外大学生が訪れ、JAの窪田義雄常務と営農部園芸振興課の森山貴章課長が、JAについてや農産物栽培について、農産物直売所の紹介、リンゴなど果樹の栽培についてなど説明をした。参加した学生らは、実際に同市のJA農産物直売所「ええっこの里」も視察。店内に並ぶ出荷野菜などに興味を示していた。また、同直売所横に位置する、モデルほ場ではリンゴの収穫を体験。近年普及しつつある栽培法「高密植わい化栽培」について質問をしていたり、リンゴの収穫を楽しんでいた。
スリランカ出身の男子学生は「スリランカでは農家から消費者に届くまでの仲介がとても多く、農家は安定した収入が得られないことが多い。JAは農家と消費者間の太いパイプとなっているのが感じられた。今回学んだ知識を生かし、これからも勉強し、農家収入の増加につなげていければと思う」と話していた。

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