地域住民交流の場を提供 集いinときわシルバーフェスティバルを開催

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多くの地元住民が訪れたシルバーフェスティバル

大町市の常盤地区支え合い協議体とJA大北が大町市から業務を受託して運営する同市南部地域包括支援センターは10月26日、「第1回集いinときわシルバーフェスティバル」を同市常盤公民館で開催した。地元住民を中心に約400人が参加。住民や地域サロン、デイサービス利用者が作った作品の展示、ステージでの歌謡ショーなどが行われ、賑わった。
イベントを主催した常盤地区支え合い協議体は、介護保険制度「生活支援体制整備事業」の一環で、情報共有と連携強化を行い、より安心してくらせる地域社会づくりを推進する場として位置づけられており、全3回の準備会を経て、今年2月に、同市内南部地域にあたる「社地区」と「常盤地区」の2地区で発足。現在、協議体のメンバーで、同センターから任命された「地域づくりサポーター」は22人。任期は3年。課題解決や生活しやすい地域づくりに向けて日々活動している。
同イベントは5月に開いた第一回目のミーティングで挙げられた、「地域との関わりが少ない人が、地区の活動に出てきやすくるするためにはどうすればいいか」などといった課題をもとに、地域交流の場を設けようと企画。協議体メンバーと包括支援センター職員による、約5回ほどの会議等を通して、開催まで至った。
開催式で協議体メンバーを代表し、近江屋桂一さんは「協議体として初のイベント運営となる。開催にあたり、地域サロンなど多くの方々に協力をいただき開催まで迎えられた。今日一日を楽しんでいただければ」と開催を宣言。
イベントでは住民や地域サロン、デイサービス利用者が作った作品の展示、ステージでの太鼓演奏やマジックショー、歌謡ショーなどのほか、同市出身の芸人「鉄拳」さんのパラパラ漫画上映会、公民館の外では屋台などの出店もあり、多くの人で賑わった。同市内からイベントに訪れた女性は「チラシを見て、楽しそうだなと思い参加。こういった集まれる場がないと、会って話せない人もいるので、大変いい機会だと思う」と話していた。
今回の協議体とともにイベントを主催した、南部地域包括支援センターの田中昌子所長(同JAふれあい課福祉担当課長)は「大勢の方に来場いただき、とても感謝している。イベントの継続開催を求める声も多くあった。今後も引き続き、協議体と連携を図りながら、永く、元気に過ごせる地域づくりに向けて活動していきたい」と話す。
次回は、社地区支え合い協議体と同センター主催で11月23日に「集いinやしろ仁科の里の交流会」として、同市社公民館で交流イベントを開催する予定。

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