野菜専門委員会反省会、野菜販売高7年連続200億円超

「野菜専門委員会反省会、野菜販売高7年連続200億円超」の画像
会場の様子

JA長野八ヶ岳野菜専門委員会は11月11日、南牧村の野辺山基幹集落センターで令和元年度野菜販売反省会を開いた。反省会には生産者や市場関係者、JAの販売担当者ら142人が出席した。今年度における野菜生産販売の経過・実績と課題について報告があり、市場から次年度に向けた提言を受けた。
今年度の野菜生産の経過は、野菜主要品目の出荷期間に天候が安定せず、梅雨の時期は平年の降水量を大きく上回り、6月中旬は例年の倍以上の降水量を記録した。また、6月24日には管内で降雹があり広範囲に渡る被害となった。7月、8月も夕方の局地的な豪雨などの影響で記録的な日照不足が続き、生育に大きな影響を与えた。9月、10月は台風が多発し、特に台風15号と19号はJA管内各所へ甚大な被害をもたらした。
販売結果については、天候不順の厳しい生産販売が続く中で出荷数量約2,000万ケース、販売金額は約212億円となり前年に引き続き7年連続で200億円を超える結果となったが、台風や降雹、日照不足による被害に見舞われた生産者も多く、決して喜べる状況ではない。
反省会では、生産者から異常気象の対策や価格の安定についてなど、多くの質問や意見が出されてJAや市場の取り組みや今後の課題などについて次年度に向けた意見交換が行われた。

MENU