渡辺邦保さんが最高位

「渡辺邦保さんが最高位」の画像
来場者でにぎわう品評会の会場

小海町・北相木村・南相木村花卉(かき)振興協議会は9月中旬、小海町で、第50回の花卉園芸品評会を開いた。JA長野八ケ岳が協賛。輪菊、スプレイ菊などを中心に農家の自信作が計83点出品された。
最高位である特賞の佐久地方事務所長賞と品評会長杯には、北相木村の渡辺邦保さんの輪菊「秀の灯穂」が選ばれた。花弁の伸び、花首の長さと全体のバランス、葉の大きさの均整が高く評価された。
1等には、JA長野八ケ岳組合長賞の渡辺雅美さん(同村)の輪菊をはじめ、7点が選ばれた。
生花市場や同協議会、県佐久農業改良普及センター、JA全農長野の担当者が、市場性を考慮しながら、花と草姿のバランスや病害虫の有無などを基準に慎重に審査した。
特賞を受賞した渡辺邦保さんは「定植後の霜害や7月の日照不足による生育障害、ひょう害など生産者にとって大変厳しい年となったが、その中で賞を取れたことがうれしい。これからも高冷地という地の利を生かして、消費者に喜んでもらえるように花を生産していきたい」と話した。
出品された花は、一般向けに展示、販売され、会場は多くの来場者でにぎわった。

MENU