今年も救命講習、的確な対応習う

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講習を受ける介護職員

JA塩尻市の介護事業組織やまびこ会は8月下旬、デイサービスセンターそうがで普通救命講習会を開いた。会員27人が参加した。
介護現場では、万が一のときに迅速で正確な人的救命が求められる。心肺蘇生法は一刻も早く胸骨圧迫が始められるよう見直しが行われている。救命技術も訓練していないと記憶が薄れてしまうため、講習会は毎年開いている。
塩尻消防署の職員を講師に迎え、人体マネキンを使って心肺蘇生法を学んだ。意識確認から胸部圧迫などの手順を救急車が到着するまでを想定し練習した。自動体外式除細動器(AED)の使用方法も学び、実際に使用しながら心肺蘇生の手順を練習した。
異物除去法と低温やけどや骨折時の対処方法なども学んだ。
平林由紀会長は、訪問介護中に利用者が意識喪失状態となり、救急車到着まで胸骨圧迫を行った事例を紹介し「緊急時は誰もが慌ててしまう。介護員こそ慌てず的確な対応ができるようにしっかり覚えてほしい」と呼び掛けた。

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