営農指導員の説明を聞く生産者
JA塩尻市管内で、桃の早生品種「赤宝」の出荷が始まっている。JA果実常任委員会もも部会は7月中旬、出荷目ぞろい会を開いた。桔梗ケ原果実共選所には12人が集まり、営農指導員の説明に耳を傾けた。
今年は、雨や曇りの日が続き、低温で推移したことから、果肉が先行して生育が進んでいる傾向。出荷規格の説明では、実際に果実を見ながら病害虫や擦れ、さび、適熟の見極めなどを確認した。「赤宝」は着色に優れた品種だが、葉摘みや反射シートなどを利用して着色を進めてから収穫するように伝えた。営農指導員は「降雨が続くとなかなか着色が進まず、熟度だけ進んでしまうので、取り遅れのないようにしてほしい」と呼び掛けた。
今年は、4月下旬の凍霜害の影響で当初の計画数量より1割ほど減ると予想している。主に徳島を中心に出荷される。