コーン収穫スタート

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畑で出荷作業をする会員(25日、長野県池田町で)

JA大北管内でトウモロコシの収穫が始まっている。JA直売所を中心に出荷され、人気を集める。今年は天候不順で生育が遅れていたが、品質は良好だ。
管内では、主に大町市や池田町など南部地域を中心に栽培。同町の農家有志32人でつくる「内鎌十日会」では23日から収穫を始めた。25日には、早朝から会員が畑に集まり、収穫、出荷作業に汗を流していた。同会は約80アールでトウモロコシを栽培。そのうち約60アールを地元直売所への出荷や個人への販売用に生産している。
同会の田中一夫会長は「春先の霜や長雨の影響などで生育が遅れ、例年に比べ収穫は遅れたが、品質は良く、甘い物が出来た」と胸を張る。出荷先直売所の一つ、大町市のJA農産物直売所「ええっこの里」の川口英孝店長も「大きさがあり、出来はいい。甘味もしっかり乗り、とてもおいしい」と太鼓判を押す。 
同会は28日、トウモロコシのもぎ取り体験や販売をする「もろこし村」を同町の県安曇養護学校近くの畑で開く。もぎ取り体験は1人5本500円。販売は5本600円。午前8時30分から始め、なくなり次第終了する。同地区特産の「内鎌かんぴょう」を使ったかんぴょう汁の振る舞いや地元で取れた新鮮な野菜の直売なども行う予定。同会は「甘くておいしいトウモロコシを多くの人に味わってもらいたい」とPRする。
問い合わせは池田町観光協会、(電)0261(62)9197。

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