長野の旬 お待たせ-数日遅れも品質良好 加工用キャベツ

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キャベツを収穫する集落営農組合の組合員ら

JA大北管内の松川村で、園芸振興の一環として重点推進作物に位置付ける加工用キャベツの収穫作業が本格化している。外食産業など業務用の需要があり、契約栽培のため価格が安定しているのが利点。主に同村や池田町を中心に栽培されている。
同村の南神戸集落営農組合は、集約団地化をした畑で栽培。今年は約1.8ヘクタールに植え付けた。収穫は、先に根を切っておいたキャベツを、組合員がバケツリレー方式で出荷用のバルクコンテナに詰めた。
収穫は2日から開始。春先の凍霜害などの影響で、昨年より数日ほど遅い。一部の畑では玉肥大不良などから出荷基準に満たないものも多く、収量は例年に比べ少なめ。JA営農指導員は「病害虫の被害は少なく、品質は良い」と話す。
管内の栽培面積は春植えと秋植えを合わせて約4.3ヘクタール。主にコンビニなどのカットサラダ向けに出荷される。今年は全体で約150トンの収穫を見込む。春植えキャベツの収穫は7月中旬まで続く。JAは引き続き栽培支援として、新規栽培者や面積を拡大した生産者への苗代の助成、定植機などの機械の貸し出しを行っていく。

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