試験栽培ハウスでイチゴを収穫する板橋さん
JA長野中央会は8~12日、2019年度営農指導スタートアップ研修2回目の農業関係試験場実習を行った。4JA8人の受講生は、県農業試験場や県野菜花き試験場など3カ所に分かれ実習した。
塩尻市の県野菜花き試験場では、JA長野八ケ岳の中澤康太さんと井出亘祐さん、JA信州うえだの湶玲於さん、JAグリーン長野の板橋鈴華さんが専攻科目の「花き」「野菜」に分かれ、同試験場の野菜部や花き部、育種部などで作物の栽培管理など学んだ。
10日には、板橋さんが野菜部で同試験場職員の指導の下、キュウリとイチゴの収穫と収量調査を行った。イチゴの試験栽培ハウスで、養液濃度や芽数など条件を変え栽培している「サマーリリカル(長・野53号)」などを収穫。果実の数・重量や奇形果数など記録した。
板橋さんは「専門学校では見ることができなかった病害虫などを確認でき勉強になる。ここでの実習を今後の業務に生かし、生産者の力になりたい」と話す。
スタートアップ研修では、9月に第3回目の品目別実習を行う。