和食中心の食事を

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解説する春日志保保健師

JA長野厚生連長野松代総合病院は6月中旬、長野市の松代公民館で介護者・介護予防教室を開いた。地域住民ら26人が参加。同病院の春日志保保健師が「いつまでも、しなやかな血管を」と題し、動脈硬化の予防法や血圧の測り方などについて解説した。
動脈硬化は、加齢や不健康な生活習慣により起こる。動脈硬化の主な原因となるのが、血管内の壁に付着し、血管内を狭めるコレステロール。肝臓で作られたコレステロールを全身に運ぶ悪玉コレステロールと、余った悪玉コレステロールを回収し肝臓に運ぶ善玉コレステロールのバランスが取れていないと、血管内の流れは滞ってしまう。一方でコレステロールは、細胞膜や性ホルモンの原料となる他、消化を助ける胆汁やビタミンDを作るなど生命維持には欠かせない。
善玉コレステロールと悪玉コレステロールのバランスを保つには「和食中心の食事と運動が大切」と、積極的に摂取すべき食材を挙げながら説明した。
この他、血圧の測り方についても説明。測るタイミングや姿勢など、正しい方法で測ることが大切で、「毎日測って記録することで、自分の血圧がどのくらいかを知ってほしい」と呼び掛けた。参加者は「血管も衰えると知った。改めて食事に気を付けて生活したい」と話した。

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