介護・予防で連続講座

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講演する滝澤秀敏社会福祉士

JA長野厚生連長野松代総合病院は5月中旬、長野市の松代公民館で今年度第1回の介護者・介護予防教室を開いた。地域住民ら約30人が参加した。同病院の滝澤秀敏社会福祉士が「介護に役立つ、暮らしのあんしん講座」と題し、特殊詐欺や在宅医療・介護などについて解説した。
近隣地域で被害が起きている、病院職員などをかたる特殊詐欺について寸劇で紹介した他、架空請求や訪問販売のクーリング・オフ制度についても説明し、注意を喚起した。「困っている高齢者には、相手の気持ちに配慮した声掛けが大切だ」と話した。
この他、高齢者虐待についても説明。介護疲れやストレス、孤独、経済的事情などが原因になることから、未然に防ぐポイントとして「介護者は高齢者の心身の変化に上手に対応する。一人で抱え込まず介護サービスを活用し、自分の時間を持って気分転換しながら〝頑張り過ぎない〟」ことを挙げた。
教室は、介護の知識と、高齢者が健康な生活を送ることを目指し、毎年全12回開く。

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