ブドウ栽培講習会、管理の注意点説明

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営農指導員の説明に耳を傾ける生産者

JA塩尻市果実常任委員会は5日まで、管内のブドウ生産者を対象に各地区で栽培管理講習会を開いた。
5月下旬に宗賀地区で開いた「ナイアガラ」管理講習会には、10人が参加。営農指導員が今年の生育状況や新梢(しんしょう)管理の注意点などを説明した。
生育は展葉期で平年より3日、昨年より12日遅れで推移。4月28日と5月8日の降ひょうの影響で芽が枯れるなどの被害が確認された。
営農指導員は「しっかり圃場(ほじょう)を観察しながら新梢の誘引作業などを進めてほしい」と呼び掛けた。
また、5月20日ごろの強風で新梢の欠損などが生じたことから、強風の際は誘引を避けるよう伝えた。
新梢管理では、誘引時の枝の止め方を実演。残す新梢を注意して見極め、弱い新梢は取るよう説明した。病害虫防除では開花前後の防除が重要で、薬剤の散布間隔が空かないようにすることなどを呼び掛けた。

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