移住者、新規就農者ら支援

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ミニトマトの苗を植え付ける参加者

県北アルプス地域振興局と北アルプス農業改良普及センター、JA大北は5月下旬、大町市のJA農産物直売所「ええっこの里」で、移住者や移住希望者、地域住民らを対象にした野菜栽培の研修会を開いた。JAと県が連携して同直売所に開設した「農ある暮らしサポート直売所」の活動の一環として、初めて開いた。
大町市や池田町、白馬村から9人が参加。「野菜を育てる『初めて』研修会」と題し、参加者のほとんどが農作物栽培の経験がないか、家庭菜園を始めて5年以下の人たち。
JA営農部園芸振興課の森山貴章課長を講師に、畑の使い方や野菜の品種といった農作物栽培の基礎知識と、支柱やマルチシートをはじめとした資材、道具の説明を受けた。直売所に隣接する畑では、実際にミニトマトの苗を定植した。
参加者からは「実際に話を聞きながら体験でき、本などで学ぶより分かりやすかった」「今後も参加したい」などと、継続した開催を求める声が多く出た。
主催した県とJAでは、この夏にも研修会の開催を検討する。「農ある暮らしサポート直売所」は、就農や移住に関心を持つ人を支援するため、直売所を農業と地域の情報を発信する総合窓口として機能させる。研修会と併せて引き続き、同直売所の活動を周知していく方針だ。

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