入牧スタート、足腰強い牛に育って

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入牧前の検査を受ける牛

放牧シーズンを迎え、JA長野八ケ岳管内では5月上旬から牛の入牧が始まっている。15日には、小海町が運営する千代里牧場で始まり、黒毛和種の繁殖牛、育成牛合わせて39頭を放牧した。
前日の雨の影響が心配されたが、当日は晴天に恵まれ、無事に入牧できた。他にも管内の複数の牧場で、5月下旬~6月上旬にかけて、和牛や乳牛の放牧が始まる。入牧した牛は10月下旬まで放牧され、涼しい高地で草を食べ、ゆったりと過ごす。
粗飼料価格の高止まりが続く中、JAでは、管内牧場での季節放牧などを推進し、畜産農家のコスト削減や労働力負担の軽減につなげたい考えだ。
JA畜産酪農課の担当者は「今年は降雨量が少なく気温も低かったため、例年に比べて牧草の伸びが若干遅れているが、特に大きな問題もなく入牧作業は順調に進んでいる。広い牧場で元気に駆け回り、足腰の強い健康な牛に育ってほしい」と期待を込めた。

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