梨の人工交配と、栽培管理で講習

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営農指導員の説明を聞く生産者

JA塩尻市果実常任委員会なし部会は、梨の人工交配と栽培管理の講習会を塩尻地区、広丘地区、宗賀地区でそれぞれ開いた。4月中旬の宗賀地区桔梗ケ原の講習会には、6人が参加。部会員の園地で、営農指導員が人工交配の注意点や薬剤散布について説明した。
1~3月は気温が高く推移したが、4月に入り低温が続き、生育は昨年より7日ほど遅い状況。人工交配では、手作業で花粉を付けていく場合はしっかりと花粉の確保をすること、機械式動噴で行う場合は精製花粉の量や割合、混ぜる時間に注意するよう呼び掛けた。花粉の貯蔵については、密閉容器に入れ冷凍保存することや、花粉は湿度に弱いので開葯(やく)機に入れたままにしないように伝えた。JAの営農指導員は「低温が続いており、凍霜害対策をしっかりしてほしい」と話し、防霜ファンなどの機械の電源が入るか、使用前に必ずチェックするよう求めた。

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