生産基盤強化へ、優良和牛もと牛

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管内の南牧村野辺山に到着した和牛もと牛

JA長野八ケ岳肉牛部会は4月上旬、鹿児島県さつま町の薩摩中央家畜市場で開かれた和牛子牛のせりに参加した。全国的に和牛子牛が不足する中で、JAは、県外から優良なもと牛を買い付けて、生産基盤の強化を目指している。今年で5年連続の県外導入となる。
肉牛部会員5人とJA職員2人が参加し、繁殖・肥育用合わせて11頭の和牛もと牛の買い付けをした。
参加した部会員らは「納得のいく牛を購入することができ、参加してよかった」と手応えを示した。買い付けた牛は、既に無事にJA管内に到着し、各部会員の農場へ送り届けられた。
同行したJA畜産酪農課の職員は「鹿児島県は、全国でも有数の和牛産地で、上場される牛の発育が良く、人気の高い血統構成や飼い方などのレベルの高さを感じた。今回部会員が思い通りの牛を購入することができたので、その子牛が今後、一層の好成績を残せればうれしい」と期待している。
市場での買い付けの他、JA管内で使用している和牛精液の仕入れ先である、徳重和牛人工授精所と萩原人工授精所への視察研修を実施。種雄牛を見学して、それぞれの牛の特徴や掛け合わせなどについて、細かく説明を受けた。

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