食育は「生きる力」

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表彰を受ける熊谷代表

JA長野中央会は1日、松本市のJA中信会館で2018年度JA長野県食農教育推進大会を開いた。JAの女性組織やJA役職員ら約60人が参加した。地域生活者や子どもたちへ、食と農の結び付きを深める取り組みなどをし、他の模範となる活動を行っている食農教育優良組織として、「あぐりの田んぼ学校」(JAみなみ信州)を表彰した。熊谷伊久夫代表が「田んぼを通じて子供たちに伝えたいこと~飯田市立竜丘小学校5年生の取り組み」と題し活動を発表した。
あぐりの田んぼ学校は、JAみなみ信州竜丘支所管内組合員の有志が、食農教育活動を目的に設立した組織。JAと連携し、同小学校の総合学習の一環の米作り授業をサポートしている。「体験学習を通して農産物への関心を深め、食の安全と安心を考える大人に成長してほしい」と話す。
大会では、食育アドバイザーの宮島則子さんが「食と農から始まる健康で豊かな食生活」と題して基調講演を行った。食生活と生活習慣病との関わりや、健康寿命の重要性、病気にならない食べ方と考え方などを伝えた。「生きる力の基本は眠る・食べる・出す・遊ぶ・愛される・学ぶ。食育は生きる力を養い、子どもたちの人格を育てる」と強調した。この他、フードバンク信州の取り組みやJA長野県グループの食農教育の取り組みの報告があった。 

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