18年度売り上げ好調

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あいさつする三村委員長

JA塩尻市女性部の生産者で運営している直売所「勇気野菜館」は3月上旬、JA広丘支所で、第12回通常総会を開いた。2018年度の販売実績は、1168万円で、前年度から4.8%増加。積極的な仕入れと、傷果などの値引きで、売り上げを伸ばした。
勇気野菜館は40人の会員が所属し、会員が育てた旬の農産物を中心に販売している。季節によってセールやイベントを行い、近隣住民から人気を集めている。
18年度は、出荷者の農産物を優先的に販売していた方針を一新。イベント時にエーコープマーク品などを仕入れ、出荷者からの農産物が足りない時も積極的に仕入れを行うなど品ぞろえを充実して、売り上げを伸ばした。
三村優美子委員長は「今までは出荷者の物が売れないといけないという頭でいたので、仕入れをちゅうちょしていた。2年ほど前から徐々に仕入れを増やしていき、出荷者の農産物も仕入れした物も両方売れていることに気付いた」と話した。
また、食品ロスを防ぐことを目的に傷や擦れのあるブドウなどの価格を下げて販売。口コミで評判が広がり、若い年代の客層も増えた。
議決事項では、19年度の収支予算、季節に合わせたセールやイベントを盛り込んだ事業計画を承認した。JAの営農指導員による栽培講習会も開いた。勇気野菜館は現在、冬季休業中で、6月オープンに向けて準備を進めている。

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