適切な着果へ、剪定基礎から

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JA営農指導員の実演で剪定を学ぶ農家ら

県北アルプス農業改良普及センターとJA大北は2月上旬、松川村と大町市のリンゴ園地で、JAの主力品種である「ふじ」と県オリジナル品種「シナノスイート」「秋映」「シナノゴールド」などの剪定(せんてい)講習会を開いた。
松川村の会場では、同村のリンゴ農家21人が参加。同普及センターの普及指導員が、適切な着果へ誘導するための整枝、剪定のポイントなどを解説した。
今年の防除体系も説明。昨年青森県を中心に多発し、同JA管内でも一部で発生した黒星病への対策として、効果が見込める薬剤などを確認した。
JA南部営農センター営農指導員の伊藤輝夫課長代理が、「ふじ」の木で剪定を実演。農家らは、実演に注目し、積極的に質問していた。
参加した農家は「今年もいいリンゴができるよう、今回の講習会の内容を参考にして、基礎となる剪定作業にしっかりと取り組んでいきたい」と意気込んでいた。
大北地域での剪定作業は、木が活動期に入る前の3月末まで続く。

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