彩り、鮮やか 作品に

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自ら育てた果実を題材に写真を撮る塩原さん

15、16年前に家で作ったブドウ「ナイアガラ」や桃などを撮影し始めた。題材にするのは、果実だけ。農作業の傍ら寝る間を惜しんで撮影に没頭する。熱中していると「こんな果実が撮りたい」とイメージや意欲が湧いてきて、身近な果実以外にもインド原産の仏手柑(ブッシュカン)などを取り寄せたり、自身で交配した世に出回らない新品種のブドウを被写体にしたりしている。
塩原さんは、国内外の写真コンテストに数多く出品。2018東京インターナショナルフォトアワードで金賞に選ばれた。2016年には、写真展「御苗場(おなえば)」で、グランプリを受賞し、写真集を出版した。
塩原さんは「写真の魅力は、ごまかしが利かないところ。写真を通じて、その果実がどのようになっているのかを知らない人に教えてあげたい」と話す。
塩原さんの作品は、JA塩尻市の直売所「新鮮市場ききょう」の店内にも飾られている。13~17日には、同市にある市民タイムス塩尻ホールで、塩原さんの写真展「果物を育てて」が開かれる。

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