寺沢優さん最優秀

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最優秀賞の表彰を受ける寺沢さん

JA長野中央会は5日、中核人材養成研修の修了レポート報告会をJA長野県総合研修所で開いた。研修は、変化の激しい時代に対応できる協同組合の姿を構築し、事業戦略を立案・実行するとともに、組織をけん引していける職員の育成が目的。2007年から毎年開講し、12年間で県内JAや県連などに155人の修了生がいる。
今年度は、JAや連合会・関係団体10組織から12人が参加。昨年5月から10回にわたって研修を受講してきた。受講生は、まとめとなる報告会で組織内外の環境分析を行った上で、JAが取るべき(新たな)戦略または業務改善を提案した。今後、それぞれの提案に基づき行動につなげていく予定だ。
発表では「松本ハイランドの相続体制の革新~支所における『攻め』の相続体制」を提案した、JA松本ハイランドの寺沢優さんが最優秀賞に選ばれた。寺沢さんは、組合員の高齢化や次世代対策はJAにとって重要な課題と捉え、特に相続発生時には、世代交代に伴いJAから資産が流出することを危惧した。JAの現状分析と実際の相続事例を踏まえ「情報の共有化の必要性と、担当者同士の横の連携(ネットワーク)の構築が重要。組合員の資産を守るのはJAの使命だ」と強調した。
報告会の上位受賞者は次の通り。かっこ内はJA名。
▽優秀賞=朝倉啓介(信州諏訪)岩崎千夏(みなみ信州)

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