作った豆腐、100倍おいしい

「作った豆腐、100倍おいしい」の画像
女性部員と豆腐作り

JA塩尻市は、管内の塩尻市立宗賀小学校2年生と食農教育の一環で塩尻市特産の大豆「あやみどり」の栽培に取り組んでいる。JAの営農技術員と総務部協同活動推進課の職員が中心になり、総合的な学習支援を行い、3年目。
2年生44人は13日、JA女性部員の協力で収穫した「あやみどり」を使い、豆腐作りをした。つぶしてから鍋に入れ煮込み、煮汁をこごし布に入れ、小さな手で力いっぱいに絞り、豆乳とおからに分けた。豆乳ににがりを入れ固め、児童が型枠に流し入れた。児童の「この豆腐はいつ白くなるの?」との質問に、女性部員は「この豆腐はあやみどりで作っているから緑色なのよ」と話した。手作りの豆腐を食べた児童は「自分たちで作った豆腐は100倍おいしい」とおいしそうに食べた。女性部員は「子どもたちに食の大事さ、手作りのおいしさを知ってもらいたい」と話す。
「あやみどり」の栽培は、同校から特産物の大豆を授業に活用したいという要望で始まった。児童は、地元で販売されているソフトクリーム「あやみどり塩ソフト」になじみがあり、どうやって育っていくか興味を持って授業に臨んでいた。今年度は収穫量が芳しくなかったが、担当教諭は「育てる大変さを実感できたのでは」と話した。

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