教育基金 20年で1億円超

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基金を活用した野菜栽培体験

JA長野信連は「公益信託JA長野信連自然ふれあい教育振興基金」を通じて、子どもたちの農業体験や自然観察、動物飼育、学校の農園・花壇・施設整備などを支援している。
この基金は、同連の創立50周年を記念して1998年に設立、開始されたもの。自然との触れ合いによる子どもたちの豊かな人間形成を目的とし、県内の小学校、特別支援学校の自然・環境への理解を深める活動に対し助成をしている。2016年3月には、3000万円の追加拠出を行っている。
これまでの交付回数は20回を数え、学校で取り組む米や野菜の栽培費用、野鳥や動物観察費用など、県内延べ332校へ約1億900万円を助成してきた。
2月中旬に、第22回の同基金運営委員会をJA長野県ビルで開き、第21回の助成先の選定を議論し、21校へ約600万円の助成を決めた。
同連の清水通洋総務部長は「現在の助成金利用校は小学校で約74%、特別支援学校については100%となっている。より多くの小学校に利用してもらえるように基金を周知していきたい」と積極的な利用に期待を寄せている。

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