直売所の魅力アップ

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電気自動車への充電を体験するJAの武井専務

長野県のJA大北は15日、大町市のJA直売所「ええっこの里」敷地内に、電気自動車向け急速充電施設をオープンする。敷地内には直売所やJA子会社が運営するコンビニエンスストアの他、飲食店も併設し、コンビニ設置型としては大北地域(同市と北安曇郡)では初の設置。利便性を高めて直売所や併設施設の魅力向上につなげる。
同直売所は、長野自動車道安曇野インターチェンジから同市・白馬村方面へ通じる県道306号有明大町線(通称オリンピック道路)沿いに位置し、多くの観光客などの往来がある。JAは、今後の電気自動車の普及を見据えた充電インフラ整備として昨年から検討。国の電気自動車・プラグインハイブリッド自動車の充電インフラ整備事業の補助も受け、設置した。コンビニ設置型の充電施設の利点として、夜間でも安心して充電できることがある。
9日には、竣工(しゅんこう)を記念し、関係者がテープカットした。JAの武井宏文専務は「昼夜安心して利用することができる。待ち時間には、直売所やコンビニにも立ち寄ってほしい」と話している。急速充電施設は24時間営業で、スタンド数は1基。仕様は、国内の標準的な規格のCHAdeMO(チャデモ)方式。充電時間は1回最大30分まで。利用料金は、提携各社充電カードによって異なる。

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