営農指導に生かそう、管内産米食味を評価

「営農指導に生かそう、管内産米食味を評価」の画像
食味を確かめる参加者

大町市農業技術者連絡協議会は12月上旬、同市で米の食味官能試験を行った。毎年1回開き、今年で8年目。JA大北営農指導員や市営農支援センター、県北アルプス農業改良普及センターの職員ら15人が参加。今後の営農指導などに生かそうと、大北管内産米3銘柄を食べ比べた。
官能試験は基準となる米の他、銘柄を伏せて、外観やつや、香り、硬さ、うま味などを評価し、総合で判断するもの。参加者は米が冷めないうちに外観、つや、香りを見比べ、食べて味や粘り、硬さを確認し、評価を表に記入。この日は基準品種に同市産「あきたこまち」を使い、管内南部地区産「コシヒカリ」と管内中部地区産「コシヒカリ」、大北産「風さやか」を比べた。
試験後には各銘柄と食味計、穀粒判別機で測定した品質調査の値を発表。併せて市内展示圃場(ほじょう)のうるち米品質調査の結果も確認した。参加者の試験結果は後日発表する。
試験とは別に無農薬栽培の米の試食も行われ、参加者は「米の硬さなどがちょうどよく、味もおいしい」と話していた。

MENU