農機操作安全に

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トラクター操作を体験する受講生の橋本さん

塩尻市と市農業再生ネットワーク会議は12月上旬、JA塩尻市中央工機センターで、ワイナリー経営とワイン用ブドウの栽培を学ぶ講座「塩尻ワイン大学」の農業機械、器具操作の実習を行った。JA職員と農機メーカーの担当者が講師を務め、ブドウ栽培に欠かせないトラクターやスピードスプレヤー、乗用草刈り機の操作方法や危険性がある農作業事故など説明した。21人が参加した。
JA農業機械課の野田康将課長は「農機は自動車と違って操作が複雑なため、使い始めに事故が起きやすい」と話し、正しい使用と使用後の手入れを呼び掛けた。受講生は、実際にトラクターなどを操作して作業の様子をイメージしながら感触を確かめた。
東京から参加した橋本美範さんは「トラクターに乗ったのは初めてでとても楽しい実習だった。ギアの入れ方など勉強になった」と話していた。
同大学は、ワイン醸造や経営を目指す人を対象とした講座。2014年5月から18年3月まで1期生が受講し、18年5月から2期生が受講している。ブドウ栽培とワイン醸造、ワイナリーの起業などについて体系的に学ぶ。受講生の半数が東京や名古屋などの県外から。ワイナリーで働いている人をはじめ、都内でワインバーを経営している人などさまざまな人材が集まる。

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