薬を正しく服用、基礎知識を解説

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熱心に話を聞く参加者

JA長野厚生連長野松代総合病院は11月中旬、長野市の松代公民館で介護者・介護予防教室を開いた。地域住民ら約25人が参加。同病院の薬剤師の鈴木麻里さんが「お薬について」と題し、薬の種類や飲み方などの基礎知識と、インフルエンザの予防や薬について解説した。
薬には期待する効果によって錠剤、カプセル、散剤などさまざまな形があり、正しく効くように「食前」「食後」「食間」などの飲み方と量が決められている。決められた用法で飲まないと効果がうまく出ないことや、飲み忘れた分をまとめて飲むと思わぬ副作用が出るなどの危険があると説明。
鈴木さんは「薬は、コップ1杯の水で飲むことが基本」と話し「コーヒーやジュース、牛乳などで飲むとうまく薬の成分が吸収されなかったり、薬の効果が強く出過ぎて危険な場合もあったりする」と注意を促した。
これから流行の季節が訪れるインフルエンザについても説明。「十分な栄養と睡眠、手洗い、うがいといった基本的な予防法に加え、ワクチン予防接種が重要」と話した。
参加者は「薬の飲み方は難しいと思っていたので大変勉強になった」「今いろいろな薬を飲んでいるので参考にしたい」と話した。

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